ビジネスでも、日常生活でも、
この褒めると叱る行為は、すぐ隣にいます。
褒めると叱るって、
そもそも目下の相手だけに使うものではありません。
すべてのコミュニケーションに必要なものです。
まずは、褒めると叱るの前に、
叱ると怒るが混ざっている人もいるので、
お伝えします。
叱ると、怒るは随分違います。
怒るは、感情に任せて、
相手が傷つく言葉をわざと選んで、
悲しい表情にさせようとする行為です。
怒ってばかりいる人には、近づきたくないですね。
反対に叱るは、相手に対してネガティブな言葉を吐いていることには変わりありませんが、
感情的にはならず、淡々と相手を説く行為です。
この叱るは、叱られている人から見たときは、
相手が悲しんでいるようにも映るでしょう。
叱ると怒るは全然違いましたね。
では本題の、褒めると叱るの話です。
先ほどの叱ると怒るを比較したときには、
叱るという行為は結構効果的なのでは?と思うかもしれません。
でも、基本的に叱るもネガティブな行為なんです。
相手に「いけないことをした。」と思わせるのですから。
つまり、怒られていなくても、叱られることが続くと、
人は気分が落ち込んできます。
だんだん、やる気がなくなります。
さらに続くと、失敗するのが怖くなり、
緊張して普段できることもできなくなります。
だから、叱ってばかりも良くないんですね。
人間は、肯定してもらいたい生き物です。
認めてもらいたいんです。
共感してもらいたいんです。
そこで、褒めることが重要になってきます。
あなたは褒められるとどんな気分になりますか?
褒められると楽しい気分になりますね。
褒めてもらうと、
褒めてもらいたいから、もっと努力したいと思います。
自分が上手くいったときに、相手も一緒に喜んでくれると嬉しいですよね。
この褒める行為は、相手に共感する行為です。
人は、相手が喜んでくれるのが嬉しいんです。
本題は、「 褒めると叱る、どちらが効果的?」 でした。
答えは、褒めるの方が効果的となります。
褒められるとパフォーマンスが上がりますからね。
ただ、叱る行為も必要な時はありますので、
私の経験からは、
褒める7割。叱る3割。が丁度いい。
叱るは3割も!と思うかもしれませんが、
そもそも褒めることが、
しっかり7割もできている人の方が少ないです。
7回褒めて、3回叱るということですよ?
特に間違えても、怒ってはいけないです。
これが一番効果的でない行為です。
叱る側も人間なので、感情的にならないのも難しいときはあります。
私も日々、試行錯誤です。試練です。
もし、感情的に相手に言葉をぶつけてしまったな。と後悔したときには、
上司部下関係なく、親と子関係なく、
謝ればいいのです。
「さっきは言い過ぎた」って。
これは、できている人は少ないと思います。
変なプライドや、地位が邪魔しているのでしょうか。
人間、間違いや失敗はあるのですから、
誰でも、どんな立場でも、
素直に謝れば良いのです。
自分に正直になっている姿も、
自分の失敗を認める姿も、
相手はちゃんと見ています。
むしろ、失敗しても訂正して頭を下げられることは、
尊いです。
要は、好感度上がります。
地位や年齢が上がってくるほど、難しい行為ですから。
失敗を恐れずに、褒めて、叱りましょう。
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